デザイン思考を活用した、6週間の新規事業開発プログラム
「コンセント サービスデザインスプリント」を提供開始新規事業やIoTプロダクトの開発期間を大幅に短縮
株式会社コンセント(本社:東京都渋谷区、代表:長谷川敦士、以下コンセント)は、メーカーやサービス提供事業者など、既存ビジネスモデルからの転換やイノベーションが必要とされる企業などの組織向けに、「コンセント サービスデザインスプリント(以下、CSDS)」を提供開始します。本プログラムは、デザイン会社としてコンセントがこれまでに培ってきたUXデザイン、サービスデザインの実績と経験にもとづき、具体的な課題に対して、行動観察、インサイトの獲得からアイディエーションと、具体的なプロトタイプの構築、その利用者評価までを6週間で行うプログラムです。
【CSDSが必要となってきた背景】
現代は「顧客の時代(Age of the Customer)」と言われています。事業開発において、企業はカスタマーエクスペリエンスを起点にしたサービス全体の利用価値の提供を求められています。そのような社会背景をもとに、近年、欧米を中心に、企業とユーザーの接点をすべて「サービス」として捉え直し、ユーザー体験に基づいてサービス提供とその実現のために組織構造の変革にも取り組む「サービスデザイン」というアプローチに注目が集まっており、コンセントでも早期よりサービスデザインのプロジェクトへの導入や日本での啓蒙活動に取り組んできました。一方、ソフトウェアの分野では、「アジャイル開発」の手法に代表されるように、多様化する市場ニーズに柔軟に対応してリスクを最小化し、短期間でプロダクトの価値を最大化するという潮流が見られます。事業開発においても「スピード」が求められ、Google Venturesが提供するデザインを通してビジネス上の課題を5日間で解決する「The Design Sprint」など、短期間でニーズを検証しブレークスルーを目指すための方法論に注目が集まっています。そうした潮流を受けて、これまで多くのサービスデザインプロジェクトを手がけてきたコンセントが、6週間という短期間で仮説検証やサービスコンセプトの具体化を行えるよう開発したのが、「コンセント サービスデザインスプリント」です。
【CSDSの概要と特徴】
CSDSはサービスデザイン(事業開発)の手法としてコンセント社が2015年2月に体系化したプログラムで、2016年3月時点で4プロジェクト9事例の実績があります。
主な特徴は以下の通りです。
- ユーザー調査から提供価値の方針策定、プロトタイピング、ユーザー評価までのプロセスを基本的には6週間という短期間で遂行可能(Research & Direction(1〜2週間)→Design(1〜2週間)→Prototype & Evaluation(1〜2週間))
- 期間中は専用のプロジェクトブースを設置し、プロジェクトメンバーは深くコミットする(フルコミットのメンバーが最低2名以上)
- 成果物はドキュメントベースではなく、ホワイトボードやペーパーモックなどの柔らかい状態で日々共有し、ラピッドに議論を進める
- プロジェクト期間内で検証すべき仮説やボトルネックになっている課題があるときに発動させ、ブレークスルーを目指すもので、一見掴みどころのない「サービスデザイン」を組織に導入するファーストステップとしても有効
【CSDSのプログラムの主な流れ】

【CSDS導入によるメリット】
- 通常のプロセスでは迷走しがちな課題検討を6週間で解決し、プロジェクトをドライブさせることができる
- プロトタイプなどの具体的なアウトプットをベースにしたコミュニケーションによって、ステークホルダー間での合意形成がとりやすい
- 短期間でニーズの検証を行うことによって、要求仕様の肥大化を防ぎ、提供価値の優先順位が明確になる
- 特定の課題や仮説にフォーカスをあてて短期間で検証する「選択と集中」によって、プロジェクトにメリハリをつけられる
- 新規事業開発の構想段階においてはサービスの価値探索や市場ニーズの探索、実現段階においてはステークホルダー間の合意形成や要求事項の明確化など、目的に合わせてプログラムを設計することで、プロジェクトのフェーズを問わず柔軟に導入することが可能
【導入コスト、CSDS詳細について】
コンセントサービスデザインチームにお問い合わせください(service-design@concentinc.jp)