企業のデザイン活用を強化するセミナー「デザインプログラムマネジメント〜三井住友銀行、root、コンセントの取り組みから〜」を東京・恵比寿で開催

株式会社コンセント（本社：東京都渋谷区　代表：長谷川敦士　以下、コンセント）は、企業のデザイン活用を強化する「デザインプログラムマネジメント（DPM）」をテーマにしたセミナーを、2024年9月11日（水）に恵比寿で開催します。株式会社三井住友銀行（以下、三井住友銀行）、株式会社ルート（以下、root）から、デザインプログラムマネジメントの実務で活躍するゲストスピーカーをお迎えし、各社におけるDPMの取り組みをご紹介いただきながら、その意義などについてディスカッションします。

デザイン活用の本当の障壁はどこか？

企業や行政機関にデザイン組織が置かれることも一般的なものとなりました。産業界に「デザイン経営」が推進され、経営チームの中でデザイン活用が議論されることも普通の風景となっています。

一方で、デザインに関わるメンバーが、業務レイヤーでどう価値を最大化できるか。この点に関しては組織ごとの工夫とその体系化の途上であり、まだまだノウハウが足りない状況にあります。

「せっかくデザイナーを採用したものの、想定していたような活躍ができていない」
「デザイナーが作業者になってしまい、他部門と連携するような重要な企画に参画できない」
「デザイン組織を拡大したいが、現場が多忙で新規採用できない」
「デザイナーを中長期視点で育成する手段がない」
こういった課題を感じている方も少なくないのではないでしょうか。

今回のセミナーでは、「デザインプログラムマネジメント」の視点から、そのヒントとなる知見を探っていきます。デザインプログラムマネジメントとは、組織のデザイン業務を円滑にするための仕組みづくりや運用のこと。近年はデザインプログラムマネージャー（DPM）という専門職も普及し始めています。

経済産業省・特許庁の「『デザイン経営』宣言」では経営へのデザイン人材の参画がうたわれ、CDO（チーフデザインオフィサー）の活躍も目にする機会が増えています。「『デザイン経営』宣言」が出された6年前には、デザイン活用の典型的な障壁が「経営と事業管理」や「経営と組織管理」の間に存在していました。

しかし今では、「事業管理とデザイン業務」や「組織管理とデザイン業務の間」といった、業務側の方向に障壁がシフトしている企業も多く見られます。デザイン活用が進展する中で、企業組織内のボトルネックが移動した状況とも言えますが、そこへの対応が進んでいない企業が多いのも実情です。

実務者の視点から、解決の糸口を探る

今回のセミナーでは、三井住友銀行デザインチームのDPMの米本滉貴氏、日本におけるDPMの先駆的デザインファームであるrootの岸良平氏をお迎えし、両社における、デザイン活用を推進する上での業務を円滑にする仕組みづくりや運用等、具体的な取り組みについてご紹介いただきます。米本氏は、銀行の総合職の立場からデザインと企画をつなげるDPMとして活動し、個人向け総合金融サービス「Olive」の成功にも貢献しています。岸氏は、事業フェーズを問わず企業に対しDPMとして支援し、デザイン組織の拡大に数多くの実績を残しています。

主催のコンセントからは取締役の大﨑優が登壇。デザイン経営に関する支援実績を重ねてきた上で見えてきた課題とその解決方法について紹介します。

パネルディスカッションでは、DPMの現場のリアルな課題について、実務と構想、個人と組織、事業会社と支援会社など、さまざまな視点から議論を展開します。

セミナー終了後は会場内で交流会を予定しています。

【こんな方におすすめ】

• デザイン組織を運営するマネージャーや経営者
• デザイン活用を検討している経営企画担当者
• デザイン人材の育成に課題を感じている人事担当者
• デザインの分野で活躍したいと感じているビジネスパーソン