
情報量よりメッセージ性
未来の彩度を高める学校案内に
文化服装学院様(以下、文化服装学院)の学校案内リニューアルにあたって、コンセントが企画・編集・デザインを担当しました。同校が育んできたメッセージをコンテンツを通して伝え、志望する学生が未来の自分をより明確にイメージできるよう、情報整理と再編集を行いました。
- 広報ツール
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- 数多くある学科紹介の要点を押さえて再編集
- 就職実績や学生情報を、学科を横断して比較できるよう情報整理
- 巻頭にメッセージ性の強いテーマを設け、志望する学生の目線にある「憧れ」を表現
プロジェクトの背景
ファッション業界を志望する学生が年々減少している中、文化服装学院は歴史あるファッション専門学校として、志望学生や潜在的に興味関心がある層に向けて、あらためて何を伝えるべきか模索していました。既存の学校案内は、受験にあたってさまざまな情報に触れる学生にとっては情報量が多かったため、情報の取捨選択をしつつ新しい切り口で再編集する必要がありました。
問題解決までのアプローチ
文化服装学院の原点である「ファッションのすばらしさを伝える」という、シンプルで強いメッセージを軸とした提案を行いました。

巻頭では「ファッションは世界を変える」をテーマに、同校の卒業生である世界の第一線で活躍するデザイナーやアーティストへのインタビュー記事を掲載。学生の興味関心から、学生自身の将来像にアプローチするコンテンツとして新たに企画しました。

コースの紹介ページでは、入学する際の選択肢をナンバリングすることで、入学時の選択が入学後にどうコースとして枝分かれするかが明快になり、学生が思い描く将来像から逆算して、入学時に選択すべき学科がわかりやすくなりました。

就職実績や学生情報は、もともとそれぞれの学科紹介ページに掲載されていたものを、「就職実績」「学生情報」のまとめページを設けることで、学科横断で比較検討できるようにしました。
クリエイティブのポイント
既存パンフレットでは付随情報として扱われていた部分を、最初に目に入る巻頭ページにて展開。学生目線での「憧れ」を意識した強いメッセージ性と印象的なビジュアルを用いてメインコンテンツとして展開しました。
学校案内の本編では、学生の志望動機となりうる情報の取捨選択をして凝縮し、多くの志望者が来場するファッションショーやコンテストの情報は賑やかに冒頭でピックアップする等、学生が文化服装学院で過ごすことで得られる学びや楽しさについて強弱をつけて再編集しました。

学内のファッションショーはファッション系専門学校の特色が特に出るため、同校を志望する学生の興味も高いコンテンツ。強いビジュアルとともに学科紹介の冒頭でしっかり学校の特色をアピールしました。

各学科の紹介にはキャッチコピーを編集段階で追加し、全体の情報はコンパクトに取捨選択することで、端的に入学後のイメージが伝わるようにしました。
プロジェクトの体制
- 編集:1名
- プロジェクトマネージャー:1名
- ディレクター:1名
- アートディレクター:1名
- デザイナー:1名
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 文化服装学院 様 |
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公開/発行日 | 2018/3/20 |
[ 関連リンク ]
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