
エモーショナルに旅へ誘うデザインで
読者層を広げていく
東海道・山陽新幹線のグリーン車のシートに搭載されている旅の月刊誌『ひととき』。2019年8月号からキャッチコピーを「読むたび、新しい旅」に一新し、リニューアルしました。コンセントではリニューアル号からデザインを担当しています。
- 雑誌・書籍・教科書
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- 新幹線車内という「揺れる」「落ち着いた照明」といった文字が読みにくい状況下でもストレスなく読める基本フォーマット設計
- 読みたくなる、行きたくなる旅を演出するドラマチックなデザイン
- 原稿や写真など、素材を最大限に活かし読者ファーストを意識した冊子づくり
プロジェクトの背景
従来、主な読者層を40代から60代の男性ビジネスパーソンとしていましたが、店頭販売も行っており、インバウンド対応も重要になってきていました。そこで、「ひととき」のロゴやキャッチコピー、誌面デザインを一新し、リニューアルすることで読者層を広げたいというご要望がありました。
問題解決までのアプローチ
今までに旅行雑誌や、旅行ガイドブックを数多く手がけてきたコンセントのノウハウを活かし、読みたくなる、旅をしたくなるドラマチックなデザインを提案。グリーン車の中でも読みやすいように、書体や文字の大きさ、文字組みといった基本フォーマットを改めました。また、写真を大切にし、適度な余白をつくることで誌面にメリハリと躍動感をプラス。読みやすさだけでなく旅の情緒を感じられる誌面づくりをしています。「ひととき」のロゴもリニューアルし、あたたかみをもたせつつクリアなロゴにすることで、老若男女問わず手に取りやすい冊子を目指しました。
クリエイティブのポイント
取材に同行した編集者から伝えたいポイントや見せ場を聞くだけでなく、原稿も読み込んだ上でデザイン。読者ファーストを意識し、旅の楽しさやワクワク感、ストーリーを情緒豊かに誌面で体験してもらうことを心がけています。定期的に読んでいただくために欠かせない連載は、特集や広告に埋もれて読み飛ばされてしまわないよう「手が止まる」「目を引く」デザインを取り入れています。

旅先が一目でわかるよう上部に大きく表記。白い背景にすることで、新幹線のグリーン車の座席シートに搭載されても目立つようにしています。
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 株式会社ウェッジ ひととき編集部 様 |
---|
お仕事のご相談やお見積もり、ご不明な点など、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ