
創立100周年を見据え広報誌を一新
卒業生との絆をより強いものに
2021年に創立100周年を迎えた桜美林学園様(以下、桜美林学園)。コンセントでは2019年より、大学広報誌において企画編集・取材・撮影・アートディレクション・デザインを一貫して行っています。 2021年は学園創立100周年記念として2号連続企画を制作。桜美林大学の広報戦略を支援しています。
- 広報ツール
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- 卒業生の帰属意識やロイヤリティを醸成する企画提案
- 100周年の祝祭感を演出するデザイン
- 丁寧なフォトディレクションとスムーズな進行管理
プロジェクトの背景
桜美林学園は、創立100周年を迎えるに当たり「次の100年に向けた大学の持続的発展のために、入学志願者の獲得だけでなく、卒業生との関係性を強化したい」と考え、広報誌の新たな施策の検討をコンセントとスタートさせました。
問題解決までのアプローチ
最初の取り組みとして、創立100周年を2年後に控えた2019年に学園全体の広報誌『OBIRINER』を大学広報誌の『J. F. Oberlin Tokyo』へリニューアルしました。新たに発足した大学校友会の広報活動の一翼も担う冊子として、卒業生に向けた企画制作とアプローチ強化を図ってきました。
リニューアルを経て2021年は、創立100周年記念として2号にわたる特別企画を打ち出しました。
企画の概要は100周年にちなみ、桜美林大学の卒業生、在学生、教職員、総勢100名が誌面に登場し、そのメッセージを掲載するというものです。桜美林大学の卒業生は累計8万人を超え、国内外で多彩な活躍を見せる人が多くいます。その存在やメッセージを読者に広く伝え、母校を誇らしく感じてもらうことを狙いました。
2号それぞれのテーマは「受け継がれる桜美林の精神」と「これからの世界と桜美林」としました。3月発行号で100人のトップを飾ったのは、桜美林大学学長である畑山浩昭氏(1984年度卒業)、9月発行号巻頭の51人目は、岸田國士戯曲賞受賞者で新進気鋭の劇作家である市原佐都子氏(2010年度卒業)。桜美林学園の歴史を振り返るとともに、これからの桜美林大学に期待が高まる、読み応えのある連続記念企画となりました。

2021年3月発行号の巻頭ページ

2021年9月発行号の巻頭ページ
クリエイティブのポイント
1号ごとのテーマの中に、それぞれ桜美林大学の魅力を伝える4つのカテゴリ ーを設け、登場する人々の年齢・職業の多様性に留意して人選しました。撮影は事前アンケートをもとに学生時代ゆかりの場所や現在の勤務地、活躍されている場所で計画的に行い、リラックスした表情を引き出すために、ロケハンや撮影ラフの作成など綿密なフォトディレクションを遂行しました。

2021年3月発行号のテーマとカテゴリ

2021年9月発行号のテーマとカテゴリ
誌面デザインでは、カテゴリーごとにあしらいや色に変化をもたせ、全体を通してレイアウトにメリハリを利かせることで最後まで飽きずに読んでもらえるよう配慮しました。


表紙は、手に取ったときの特別感を演出するために、これまでの号になかったタイポグラフィをメインビジュアルに、高輝度メタリックインキと4色印刷を掛け合わせ、中面と違う斤量(用紙の厚さ)にもこだわりました。また、表紙デザインは2号を対にし、1冊ずつの見え方と2冊並べたときの見え方をトータルで検討しました。

特色を使った表紙

2号で対になるデザイン
読者から寄せられた声
- 表紙のカラーが金色で一瞬で読みたいと思った
- 金色で華々しい感じが100周年らしく良かった
- 桜美林で学んだことが今の各人の礎になっていることがよくわかるインタビューだと思った
- 同じ卒業生として誇らしかった
お客様の声
広報誌のリニューアルに当たり、卒業生とのコミュニケーションツールとしての在り方をコンセントと再定義しました。どうすれば「手に取って」「読んで」もらえる誌面にできるのか、十分な本学への理解の上で、毎回優れた企画を返してくれます。洗練されたデザイン・レイアウトも相まって、卒業生から高い評価をいただいています。
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 学校法人桜美林学園 総合企画部 広報課 様 |
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公開日/発行日 | 2021/03・09 |
[ 関連リンク ]
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