
未体験ゾーンをVRでデザイン
日本ケロッグ株式会社様(以下、ケロッグ)より発売されている成型ポテトチップス「プリングルズ」が2018年12月1日から2019年2月28日までの期間限定で展開しているキャンペーン『Pringles Virtual Live Campaign(プリングルズ・バーチャル・ライブ・キャンペーン)』。本キャンペーン内で視聴できるシークレットライブのVR体験コンテンツ、および広告動画の撮影・編集をコンセントの全天球映像作家・渡邊課が担当しました。
- 映像
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- VR表現の制約をなくした撮影環境の構築と、複数の機材を使い分けた撮影
- ブランドの世界観を細部まで表現した構成と演出
プロジェクトの背景
ケロッグが仕掛けるプリングルズのデジタルマーケティング施策『Pringles Virtual Live Campaign』。完全招待制のシークレットライブ「Beyond Pop Supported by Pringles」をバーチャル・ライブとしてVR映像で展開するにあたり、主に感度の高いミレニアル世代への訴求を高めるクリエイティブについてご相談いただきました。
問題解決までのアプローチ
本プロジェクトの企画段階よりVR機材で撮影することを前提に舞台監督とステージ構成について検討し、VR映像で映える機材配置にこだわった撮影プランを企画しました。通常の2Dを前提としたライブ撮影とは違う、表現の制約がない撮影の手法で、VRの特性である「見ることができないところ、行くことができないところの映像」にとどまらない、「会場にいても絶対に見ることができないVRでしか体験できないもの」をVR映像で収録。イベントタイトルである「BEYOND POP(ポップを超えろ)」を既存のVR表現を超えることで表現しています。
また、撮影機材の無機質なクレーン部分をプリングルズのパッケージを用いてオリジナル機材風にアレンジするなど、ブランドの世界観を大事にしながら動画の細部をつくりこみました。

クリエイティブのポイント
通常のライブ撮影では2Dカメラの設置位置が最優先されますが、本プロジェクトではライブに参加した人でも得られない視点と臨場感を表現するため、国内の音楽ライブでは事例の少ないクレーン撮影を含む、計5台ものVRカメラを会場に設置しました。演者の表現に対してベストなカットを撮影することができるよう、特性の違う複数のVRカメラを設置場所に応じて使い分けて映像を制作しています。
VRカメラをもった撮影者が映り込んでしまうため、通常は行われない観客席視点での撮影も、映り込みすることも視野にプリングルズのキャラクター「Mr.P」自らが撮影に臨むことで、演出に幅をもたせました。



また、上記のシークレットライブのVR映像コンテンツ制作に加え、本プロジェクトのコンセプトをわかりやすく伝えるための広告動画(VR)も制作。VRを使用する生活感のある日常的な環境から、ファンタジーな世界観を表現したライブに吸い込まれるような対比を表現しています。
VR版広告
2D広告
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 日本ケロッグ株式会社 様 |
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URL | |
公開日/発行日 | 2018.12.1-2019.2.28 |
[ 関連リンク ]
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