
物事の本質を突き詰める大学の価値を
力強いメッセージで訴求
神戸女学院大学様(以下、神戸女学院大学)のブランディング施策の一環として、ブランディングのコアとなるタグラインとロゴを策定しました。「私はまだ、私を知らない。」というタグラインをベースに、交通広告やインナーコミュニケーションツールを制作しました。
- 広報ツール
- 販促ツール
- ブランディング支援
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- 関係者全員がフラットに議論できる雰囲気づくり
- 大胆なメッセージをストレートに届けるクリエイティブディレクション
- 幅広いターゲット層にリーチするプロモーション施策
プロジェクトの背景
神戸女学院大学は、カリキュラムを2017年度に刷新しました。学際的に学ぶことのできる「リベラルアーツ&サイエンス教育」を標榜し、学生には主体的にさまざまな学びを経験してほしいという想いが大学側にはありました。特に学習に意欲的な学生に対して、こういった想いをどう届け、関心をもってもらうかを課題として感じていらっしゃいました。
問題解決までのアプローチ
制作にあたってはまず、学長をはじめとした関係者の皆さまと丁寧にコミュニケーションを重ね、神戸女学院大学のブランドイメージを探っていきました。コンセントのメンバー含め全員がフラットに提案する場をつくり、検討していく中で、「世間で不文律となっているようなことに疑問を呈したり、物事の本質を突き詰めるような視点」からのメッセージを投げかける、という方向性に決まりました。
この方向性をふまえて、「私はまだ、私を知らない。」というタグラインを策定し、このタグラインを活用した交通広告とインナーコミュニケーションツールを制作しました。

クリエイティブのポイント
交通広告では、ビジュアルを活用しがちな他大学との差別化を図るべく、タグラインと、関連するコピーを押し出すストレートで力強いクリエイティブにしました。フォントと手書き文字を併用して表情を出しつつ、なるべく語弊を招かないような配慮をしながら、記憶にしっかり残るインパクトの強いコピーにしています。
広告掲出後は、卒業生から激励のメッセージが届いたり、受験生の保護者から共感の声をいただいたりするなど、SNSも含めたタッチポイントを通して幅広い層からの反響があり、広く社会に神戸女学院の理念を認知してもらうきっかけづくりに貢献しました。
インナーコミュニケーションツールでは、約90年前に建築家W・M・ヴォーリズが設計し、重要文化財にも登録されている校舎をモチーフとし、ヴォーリズのキャンパスへの想いと、新しく制定したタグライン「私はまだ、私を知らない。」を重ね合わせたメッセージとしました。蛇腹折りによって、ページをめくる行為と扉を開く行為が重なり、仕様の面からもメッセージが伝わる仕掛けを施しています。
また、今回策定したブランディングをもとに、大学案内や事業報告書など、さまざまな広報ツールへと展開し、大学全体で一貫したブランドイメージの構築を目指しています。




プロジェクトの体制
- プロデューサー:1名
- クリエイティブ・ディレクター:1名
- アートディレクター:1名
- プロジェクトマネージャー:1名
- コピーライター:1名
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 神戸女学院大学様 |
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公開日/発行日 | 2017年5月、 2017年11月、2018年3月 |
[ 関連リンク ]
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