
ニッスイの提供価値が伝わる情報設計で
消費行動、企業理解のきっかけをつくる
日本水産株式会社様(以下、ニッスイ)の公式サイトリニューアルを担当しました。公式サイトは生活者、企業、投資家、求職者など、あらゆるステークホルダーとの接点となるウェブサイトです。ユーザーとのコミュニケーション方針から検討し、サイト構造、コンテンツ、動線設計、ビジュアルデザインを一新しました。Webブランド調査2020-春夏(株式会社日経BPコンサルティング)一般企業編において、前回の105位(2019秋冬)から19位に躍進する、第8回Webグランプリにおいて「コーポレートサイト賞 優秀賞」と「アクセシビリティ賞 優秀賞」の2賞を受賞するなど、ブランディングにおいても成果が得られました。
- ウェブサイト・サービス
- ブランディング支援
- デジタルマーケティング支援
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- ニッスイ社内ヒアリング、ワークショップによりコミュニケーション戦略を策定
- 公式サイトの役割を再定義し、構造・デザイン・コンテンツを改修
- ニッスイへの興味・関心を自然に促すコンテンツ企画と動線設計
プロジェクトの背景
リニューアル前は商品情報と企業情報がサイト構造上分離しており、相互にコンテンツを閲覧しづらいという課題がありました。これらを統合して回遊性を高めるとともに、ステークホルダーのライフスタイルの変化に対応したニッスイの新しい価値提案が伝わるサイトになることを目標にリニューアルを開始しました。
問題解決までのアプローチ
リニューアルの要件定義に先立って、公式サイトの役割を具体化するために、ニッスイ社内関係者へのインタビューやワークショップを実施。ニッスイ社内関係者の意識の共有を図りました。このプロセスにより、公式サイトは「ニッスイグループのコミュニケーションハブとして、ニッスイが提案する価値を伝え、消費行動や企業理解のきっかけをつくる役割を担うもの」と位置付けました。
特にサイト訪問者の大多数を占める、商品やレシピ情報を求めてアクセスする生活者ユーザーに対して、水産物・食品を取り扱う会社としての想い、グローバルな事業展開や養殖技術、品質や安全性に対する取り組みなど、ニッスイの強みや他社よりも優れている点を積極的に訴求することをコミュケーション戦略の柱と定めました。
この戦略に基づいて、新規コンテンツ「ニッスイいいね!」を制作しました。生活者ユーザーにこれまで伝えきれていなかった海や食への想い、環境への問題意識や取り組みを、分かりやすく親しみやすい切り口とトーン&マナーで企画・編集し、サイト内で大きく取り上げました。カテゴリートップページは、これまで埋もれがちだったニッスイの強みを表すコンテンツへの入口としても機能しています。


また、すべての商品・レシピの詳細ページ下部に、生活者ユーザーの興味に即したトピックの「ニッスイいいね!」記事へのリンクを設置。生活者ユーザーの訪問目的である商品・レシピ情報の取得を妨げず、自然な形でニッスイの価値に接触することを促す動線設計を行いました。

クリエイティブのポイント
企業ロゴに由来する赤・輪のモチーフを印象的に用いてサイト内に展開。シンプルながら力強い「ニッスイ公式サイトらしさ」を全体に浸透させ、オリジナリティあるウェブサイトを目指しました。カテゴリートップページではモチーフとビジュアル、コピーを大胆にレイアウトし、事業や取り組みを印象的に表現しました。


[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 日本水産株式会社 様 |
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URL | |
公開日/発行日 | 2020年2月26日 |
[ 関連リンク ]
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