
「種から芽ぶく未来」をコンセプトに
柔らかなデザインで新サービスを表現
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ様(以下、NTTデータ)が提供するパーソナルデータ流通プラットフォームMy Information Tracer™(通称「mint」)のサービスロゴ、パンフレット、ウェブサイトなど販促ツール一式の制作を担当しました。
- ウェブサイト・サービス
- VI・CI
- 販促ツール
- ブランディング支援
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- 「mint」という名称からキーワードを広げて世界観を創造
- 全てのツールを一貫したトーン&マナーで制作する体制づくり
- 難解な内容を易しく伝え、企業のサービスへの参画意欲を引き出す
プロジェクトの背景
「mint」はNTTデータが提供する、企業同士で生活者のパーソナルデータを安全にやりとりするためのプラットフォームです。2020年10月にサービス提供を開始しましたが、当初使用していたサービス説明資料は、もともと社内向けに作成した簡易的なもの。機能説明が主で、新サービスが社会へ与える価値を訴求するには十分な内容ではありませんでした。そこで今回、さらなるサービスの認知向上と参画企業の獲得を目指し、サービスロゴ、パンフレット、ウェブサイトを一括で制作することになりました。
問題解決までのアプローチ
サービスロゴ、パンフレット、ウェブサイトと幅広くツールを拡充する中でよく課題となるのは、一貫したトーン&マナーでのデザイン表現です。同じ商品やサービスを紹介するツールでも、それぞれのツールが統一感のないデザインで制作されているとブランドとしての印象づけが弱くなります。
そこで、ツールごとに制作担当のデザイナーを配置し、1名のクリエイティブディレクターが全体を統括する体制を整えました。この体制により安定したクオリティ管理が実現し、NTTデータの担当者ともスムーズに意思疎通を行えました。
また、担当者に現状をヒアリングしたところ、パンフレットの使用シーンとして従来の対面での説明に加え、コロナ禍ではオンラインでの営業機会が増えたと伺いました。そこで、パンフレットは印刷しても画面投影しても、使いやすいようなつくりにすることを提案しました。
クリエイティブのポイント
「mint」という名称から発想を広げ、大切な生活者のパーソナルデータを種に見立て、このプラットフォームを通して企業と企業、その先の生活者との間につながりが芽ぶく、というストーリーでコンセプトを策定しました。コンセプトをもとに、ミントグリーンを基調とした爽やかで清涼感のあるトーン&マナーで全体をデザインしました。「mint」がもたらす豊かでクリーンな未来を表現する世界観で、パンフレットとウェブサイトを演出しています。

サービスロゴ
サービスロゴは、葉のエレメントを用いることで「mint」という名称との親和性をもたらし、「芽ぶく」というコンセプトを想起させるようなデザインに。これまで複雑化していた情報流通が「mint」によって風通しよくスムーズになることを、風に舞う葉が翻るようなデザインで表現しました。

パンフレット(表紙)
パンフレットの表紙から「つながり芽ぶく ここちよい未来 -with mint.」というキャッチコピーと共にイントロダクションが始まります。これはリモート対面時での画面投影でも、1ページ目からサービスの説明が始められるようにするためです。キャッチコピーをはじめ中面のコピーもコンセントが開発しています。

パンフレット(中面 フロー図)
難解になりがちなフロー図も柔らかく親しみやすいトーンのイラストで作成。双葉のエレメントで「mint」をシンボリックに表現しています。イラスト作成もコンセントのデザイナーが担当しました。

ウェブサイト
ウェブサイトは、パンフレットの構成をシームレスに見せています。ウェブサイトならではのインタラクションとして、サイトへアクセスすると葉が芽ぶくようなアニメーションを実装しました。
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 様 |
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公開日/発行日 | 2021/10/19 |
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