
「菱田屋らしさ」を大事にした
熱量と遊びごころ
株式会社オレンジページ様(以下、オレンジページ)より2017年に発行された、駒場東大前で100年続く老舗の定食屋「菱田屋」のレシピ本『行列のできる定食屋 菱田屋の男メシ!』のアートディレクションをコンセントが担当しました。重版出来の本書は、現在6刷となっています。
- 雑誌・書籍・教科書
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- 細部まで「らしさ」を大事にした無骨であたたかみのあるデザイン
- 人を惹きつける大胆なタイポグラフィー
- 初めて読む人でも魅力が伝わる情報設計
プロジェクトの背景
料理雑誌『オレンジページ』に2015年から2017年に掲載されていた菱田屋のレシピを紹介する連載「菱田屋のガッツリ! 男めし」。連載2年分のレシピに書き下ろしレシピを新たに追加した計53点のレシピを紹介している本書では、長年多くの人々に愛され続けている菱田屋の魅力とそのおいしさを伝えるため、連載を読んでいない人でも手に取ったときに菱田屋らしさが感じられる表現、そして「食べたい」という気持ちを刺激するような力強い演出を心がけました。


メニュータイトルは手書きで、印象に残る強いニュアンスを醸成。大胆なタイポグラフィーの組み方や、角をきかせた文字の強さなど、「男メシ」ならではのハイカロリーさを書体で表現しています。企画にぴたりと合って、読者により届くのはどれか、イメージに寄り添う最善な形を探っていきました。


料理はもちろん、お店のあたたかい雰囲気で多くの人々を魅了してきた「菱田屋」のそのままの姿が伝わるよう、テキストとビジュアルのバランスを考え、トライアルを重ねました。

そして、このレシピ本を見た方々の食に対する気持ちが盛り上がるよう、ダイナミックさが伝わる写真で料理の臨場感を伝えています。また、見出しを大きく立て、プロセス写真とセットにすることで、おいしさのポイントが際立つデザインフォーマットを設計しました。

カバーの下の表紙には菱田屋のメニューの黒板をデザインに取り入れ、ディテールにこだわって菱田屋の魅力を表現しています。
プロジェクトの体制
- アートディレクター:1名
- デザイナー:3名
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 株式会社オレンジページ様 |
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