
ワークショップ体験からデザインした
持ち帰って実践したくなるキット
株式会社セールスフォース・ドットコム様(以下、Salesforce)の主催するワークショップで、参加者が使うカードなどのツール類をまとめたキットのデザインを担当しました。制作にあたっては、実際に使われ方を観察し、体験し、改善点を洗い出しながら試作を重ね、徐々に完成に近づけていきました。
- 販促ツール
- トレーニング・研修
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- キットだけでなく、ワークショップの流れも含めてリデザイン
- ワークショップ参加者を迷わせないツール設計
- ワークショップ参加者の気持ちを盛り上げるクリエイティブ
プロジェクトの背景
顧客管理・営業支援を中心としたクラウドコンピューティングサービスを提供するSalesforceでは、システム導入後の顧客サポートとして各種セミナーやワークショップを行っています。
その1つ、ビジネスデータを抽出・視覚化する「ダッシュボード機能」の活用方法を学ぶワークショップでは、Salesforceのご担当者様が手づくりしたカード等を使用していましたが、耐久性が低く、用途がわかりにくいといった問題がありました。
カードをわかりやすく、使いやすいデザインにブラッシュアップすること。また、ワークショップ参加者にとって使いやすくするだけでなく、終了後に参加者が持ち帰り、自社内でもワークショップができるようなキットとして設計することがコンセントへのオーダーでした。
問題解決までのアプローチ
まずはワークの流れを確認する中で、「参加者にどんな体験をしてほしいか」というゴールを確認しました。クライアントが感じている課題をヒアリングするとともに、実際のワークショップに参加することで参加者視点からの問題点も洗い出しました。
その上で、よりワークショップをスムーズに進めるための手順やキット構成をプロトタイプに落とし込み、クライアントとともにシミュレーションしました。そうすることによって、関係者全員の改善点に関するコンセンサスをとり、スピーディにデザインのブラッシュアップを進めることができました。
クリエイティブのポイント
ワークシート、カード、付箋と、ワークショップに必要なものを1つにまとめたキットを制作しました。制作にあたっては、ワークショップの各ステップが迷わずわかるツール構成とデザインを心がけました。
具体的なポイントとしては
- ワークの流れに合わせ、ワークシートを2枚に分けることで各ワークの目的を明確に。
- カードはあえて枚数を絞って、役割が似通ったものを整理。それぞれの役割を明確に言語化することで、用途をわかりやすく。
- このワークショップ専用のオリジナル付箋を作成。参加者の思考の流れをスムーズに。
などがあげられます。
また、キットを構成するカード・ワークシート・オリジナル付箋などを「わくわく感」のあるデザインのパッケージに収めることで、スペシャルなキットであることを訴求しました。ワークショップ参加者の気持ちを盛り上げ、ワークショップで学んだことを社内に持ち帰って広めたいというモチベーションの向上も意図しています。
ワークショップの参加者全員が、ワーク後にキットの持ち帰りを希望されるなど、ご好評いただきました。
クライアントからも「見栄えもよくなり、ワークショップも盛り上がった」という評価をいただいています。
プロジェクトの体制
- ディレクター:1名
- アートディレクター:1名
- デザイナー:1名
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 株式会社セールスフォース・ドットコム様 |
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公開日/発行日 |
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