
専門性にフィーチャーし
関心に応じて進路が見える情報設計に
東京理科大学様(以下、東京理科大学)の学校案内リニューアルプロジェクトにて、コンセントが企画・編集・デザインを担当しました。徹底したヒアリングで同校の持つ強みを再確認し、主なターゲットとなる高校生の関心の程度に応じて、情報の再編集やコンテンツ制作を行いました。
- 広報ツール
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- ヒアリングを経て強みを理解し、「研究力」という軸を設けて表現を振り切った
- 高校生の関心の程度に応じて、情報量や見せ方など編集の重点を変えた
- 制作予定のなかった、すべての研究室をマッピングしたポスター制作を提案し、学校案内を手にする前段階を想定した感覚的なタッチポイントを作った
プロジェクトの背景
理系総合大学としての研究力、豊かな研究環境といった強みを高校生に適切に伝えられていないと実感していた同校。「東京理科大らしさ」をより表現し、高校生に伝えるためには、何をどのように発信していくべきか、ご相談いただきました。
問題解決までのアプローチ
課題に対し、まずは東京理科大らしさとは何かを理解するためのワークショップやヒアリングを重ね、関係者全員が強みだと認識した「研究力」を軸に戦略を立てるところからプロジェクトが始まりました。高校生と一言で言っても、「○○をやりたい」と進みたい道が明確な場合もあれば、興味関心がまだ定まらない場合もあります。学校案内を手に取った高校生が、大まかな方向性から具体的な学科・研究室へと進路の焦点を絞ることができるよう、関心に適した表現で情報整理と編集を行いました。
クリエイティブのポイント
情報を徹底的に掘り下げる
“研究力”という強みを一冊を通して見せる仕掛けとして、各学部の扉ページで同大学にある7学部31学科に属する380の各研究室それぞれにフォーカス。各研究テーマを一覧化して何を学べるのかをテキストベースで具体的に示しました。

深度ある理解から表現のアイデアを生む


理系進学を希望する高校生が他校の学校案内と比較した時に、研究力と研究環境という同校の強みがより濃く感じられるよう、抽象的な関心から具体的な情報に辿れるように情報を編集。学科のイメージを決定づけるメイン画像には、各学科を象徴する研究シーンをワンビジュアルで切り取って表現しました。研究内容への深い理解が振り切ったビジュアル表現につながりました。

巻頭では同校が有する“研究力”を最大限に表現するため、最先端の研究内容を取材してコンテンツ化し、高校生の理解の範疇を超えずに伝えられるよう図を組みながら展開しました。
課題解決のために、媒体から考えてご提案
高校生が早い段階で同校の存在や学部を認知できるしかけとして約380の研究室をマッピングしたデザインのポスター制作を提案。学べる領域をマッピングすることで進学の指針にできるばかりか、各研究室のキャッチフレーズから自分の内なる興味に出会うことができるツールとして制作しました。

プロジェクトの体制
- アートディレクター:1名
- デザイナー:3名
- ディレクター:1名
- プロデューサー:1名
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 東京理科大学 様 |
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URL | |
公開日/発行日 | 2018/5/18 |
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