
マーケティング課題と目標を整理し、
新たな市場に価値を伝える特設サイトを構築
Apple製品の法人及び教育機関導入における正規取扱店である株式会社Too様(以下、Too)には、ここ数年需要が高まっているMac、iPadの販路を拡大する計画がありました。営業を推進するツールとしてウェブコンテンツを活用することまで決まっていたため、コンセントではコンテンツをアピールすべき顧客層は誰で、どのような情報を求めているのか整理を行い、特設サイトの構築を支援しました。
- ウェブサイト・サービス
- デジタルマーケティング支援
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- アプローチしたい新規市場の具体化と提供すべき情報を整理し、コンテンツ化までをサポート
- マーケティング活動に活用できるプラットフォームとしてのウェブサイト構築
- プロジェクト開始からリリースまで、オンラインを中心に進行
プロジェクトの背景
Appleが初代Macintoshを発表した翌年の1985年から、Apple製品を取り扱ってきたToo。Apple製品を導入する機会の多いクリエイティブ業界において、サポートや管理、コンサルティングの実績が評価され、一定の地位を築いていました。iPhoneやiPadなどのiOSデバイスの登場後はクリエイティブ業界に限らず、一般企業や教育機関においてもApple製品の需要は高まりました。特に近年では、Macで仕事を行う企業もめざましい勢いで増加しています。
このような市況においてデジタルを活用してクリエイティブ業界以外にも販路を拡大するため、潜在顧客に対していかにアプローチし、Tooを通じてApple製品を導入する価値をどのように表現すべきかを整理するところからプロジェクトはスタートしました。
問題解決までのアプローチ
最初に、ウェブサイト活用に関する2つの方針を立て、どちらを採用するか検討を行いました。中長期的なリソースとコストを確保して全面的にTooのサイトを見直す方針と、Tooの価値を新たなターゲットとなる一般企業や教育機関に絞って伝える特設コンテンツをつくる方針です。今回は市況に素早く対応することを優先し、スモールスタートできる後者の方針を採用することに決めました。
続いて、プロジェクトを通じて達成したい目標の具体化を行いました。
「新たなお客様となる一般企業や教育機関は、具体的にどのような規模で、担当者の抱える課題は何か」
「特設コンテンツを通じて、サイト訪問者が必要とする情報をどのように提供すべきか」
これらについての仮説を立てるために必要なフレームワークをコンセントが提供し、ディスカッションを通じて目標を具体化していきました。
整理したターゲットとその課題に対して、どのようなアプローチが好ましいか。ワークショップを通じてアイデアの発散と、アイデアをまとめて収束するプロセスを交互に繰り返しながら、提供するコンテンツを具体化していきました。これらのコミュニケーションはプロジェクト開始から終了まで、オンラインツールを用いて非対面で行いました。

オンラインホワイトボード「Miro」を使用して、コンテンツを具体化するワークショップをおこなう様子
その結果、「一般企業や教育機関がApple製品を導入する際、Tooをパートナーとして選んでもらうことで、組織の価値と想像力がより引き出される提案を受けられる」「その結果、ビジネスがより加速し、生徒の創造力が発揮される」というメッセージをその理由と共に打ち出すコンテンツを提供することに決めました。
クリエイティブのポイント
一般企業/教育機関それぞれに向けて、導入後の未来像や具体的なサポート内容を掲載しました。Apple製品を導入すると、なぜビジネスが加速するのか/教育における創造力が高まるのかを説明するコンテンツに加え、Apple製品導入を相談してから現場に機器が調達・配備されるまでのステップや、Tooから受けられる運用サポートについて把握できるようになっています。

また、Tooがなぜ信頼できるパートナーなのか、既存顧客からどのように評価されているのかといった実績がわかるサポートコンテンツも制作し、ターゲットがTooを選ぶベネフィットをイメージできるようにしました。

Tooの活動実績に応じて、最新の事例を追加していくためのコンテンツ基盤も用意しており、Apple製品の導入を検討している企業や教育機関、すでに導入済みの組織が抱えている課題に対して行った取り組みや、具体的な改善例を紹介できるようフォーマット化しています。

事例紹介のフォーマット。インタビューを前提とした構成になっており、「導入経緯や概要の説明」「導入前と導入後の比較」「対談」「導入後の効果」「Tooとクライアントからのメッセージ」と、より具体的に事例を紹介できる形になっている
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 株式会社Too 様 |
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公開日/発行日 | 2022/01/21 |
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